取得企業の声

株式会社エヌジェーケー

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製品開発部 部長 佐藤 英二様
製品開発部 主任 小倉 岳人様
営業部 マーケティンググループ 久米 早矢香様


認証取得製品

DataNature Smart Ver.2
バージョン 2.1.1

「DataNature Smart Ver.2」は、データ分析や集計を行う中堅・中小企業向けBIツールです。1996年に販売を開始したDataNature」の後継にあたり、これまで累計で約9万ライセンスを販売する人気のソフトウェアとなっています。
基幹システムのデータをそのまま活用することで、専用データベースを必要とせずに運用することが特長として挙げられます。またCSV形式のデータを取り込むだけで自動的にボタン状のユーザーインターフェースが生成される、という仕組みによって簡単操作を実現しています。海外製品も多いBIツール市場において、何よりも現場部門のマネージャや担当者が「わかりやすく、使いやすい」と感じられることを目指した国産BIツールとして、多くのユーザーから支持されています。

今回のPSQ認証取得に対応されたソフトウェアパッケージ事業部 製品開発部部長 佐藤 英二様、製品開発部主任 小倉岳人様、営業部マーケティンググループの久米早矢香様にお話を伺いました。


■エヌジェーケーの品質に対する考え方について

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佐藤英二氏

エヌジェーケーは1970年4月に、業務アプリケーションや組込みを中心としたソフトウェア開発企業として設立されました。その後、バブルの崩壊を契機に景気動向の影響を受けにくい自社パッケージソフトウェアの開発にも着手。現在は「DataNature Smart」シリーズのほか、クラウドとIP電話を活用したコミュニケーションツール「Cyzo」シリーズなど、優れたビジネスアプリケーションを開発・販売しています。

企業の全体像としては、NTTデータグループの一員として、基盤環境構築ソリューションやエンタープライズソリューション、エンベデッドソリューションを中心としたソフトウェア開発事業を主力としたIT企業です。

品質向上への取り組みとしては、1998年に受託開発を中心としたシステム事業本部でISO9000シリーズを取得、システム事業本部品質方針に基づく品質管理を実現しています。
ソフトウェアパッケージ事業部では、当初、営業部から挙げられた要望を開発部として咀嚼しながら製品に取り入れ、事業部独自の品質基準で開発してきましたが、「DataNature Smart」では、システム事業本部で行われているテスト工程、品質管理手法に準拠することで、きちんとエビデンスを揃えて具体的な要求をまとめ、開発要件として定義するフローを確立しました。事業部内において多少の軋轢が生じたものの、結果的にソフトウェアの品質が格段に向上したことで、営業部の理解も得られたと思っています。(佐藤部長)

品質管理は開発部と営業部(マーケティンググループ)で分担して行っています。製品出荷前に最終的な品質を確認する商品化テストは営業部が担当して、製品マニュアルに書かれた手順通りに動作することを、実際に操作しながらチェックしています。(久米氏)

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久米早矢香氏

機能試験や総合試験は開発部内で担当をローテーションし、製造担当者とは別のメンバーがテストを行うようにしています。「DataNature」の開発を始めた頃のソフトウェアパッケージ事業部は立ち上げたばかりの部署で、当社が持つ受託開発の品質管理スキームを経験していなかったため、独自の手法を取り入れていました。そこへシステム事業本部のメンバーが参画し、テスト等のベースを作っていきました。もちろん、そのまま流用することはできないので、受託開発のスキームを取り入れつつ、パッケージ開発向けに最適化しています。(小倉主任)

機能追加について、当社ではサポートセンターに寄せられたユーザーの声を蓄積し、より多くのご意見から優先度を付けて製品に取り入れるような仕組みでバージョンアップを考えています。このサポートセンターには、操作の問合せから製品に対する要望まで年に1000件ほど寄せられていますが、この中からユーザーが本当に求める内容を、開発部と営業部で検討し絞り込んでいます。(佐藤部長)


■PSQ認証取得の背景について

PSQ認証制度については、マーケティンググループから聞いたことがあった程度でしたが、その後、開発部内でも品質の仕組み等を検索する中でPSQを発見し、あらためて営業部に取得に向けた興味を確認したところ、「ぜひ取りたい」という反応がありました。
開発部としては、やるべきことはやっているという自負がありましたので、営業部としてもメリットありと判断するのであれば、ということで取得の検討に入りました。(佐藤部長)

営業部としても、「DataNature Smart」が第三者の評価を受け、品質が優れていることを堂々とお客様にお伝えしたかったので、取得に賛同しました(久米氏)


■PSQ認証の申請から審査の過程で苦労された点

前述の通り、システム事業本部の品質管理体系が導入されていたので、試験文書についてはすべて揃っていましたが、機能、試験文書と品質特性を正しくマッチングする判断に苦労しました。基幹系システムのように機能単位がはっきりしていればわかりやすいのですが、「DataNature Smart」はそういう点では特殊で、1メニュー1機能のように分けることができないのです。
また、試験文書類についてはマクロを組んで管理していましたが、社内環境の変化等によりリンク切れしているケースもあり、うまく動かないことがありました。非常に大変ではありましたが、この認証取得を機に修正し、結果的にすべて整理しなおすことができました。さらに今回見直したバグ検出率等から課題が見つかったこともあり、総じて開発的なメリットは大きかったと思っています。もちろんこうした取得過程の一連の動きは製品開発部の中で共有できています。

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小倉岳人氏

利用者用文書については、ソフトウェア内のヘルプ機能ベースとなっていますが、実は、過去ここまでしっかりと読み込んだことがなかったので、改めて細かな修正等を発見することができました。パッケージ開発を継続していると、機能拡張したところしか目がいかなくなることが多く、過去から現在に至る過程での文言の変化等に気が付かないことがあります。あらためてユーザー側の立場で製品を触ってみることの大事さを理解しました。(小倉主任)

カタログ/マニュアルは営業部(マーケティンググループ)で制作を担当しています。カタログは営業的にどういった機能を打ち出すかというコンセプトを主体とし、マニュアルは汎用的な操作の手順等をまとめる形で、営業グループとともに進めています。
今回の認証取得にあたっては、JISや評価基準の意図がどこにあるか、という解釈に苦労しました。また、実際に審査を受けた際に、文言の統一などのカタログ/マニュアル間の不整合といった見落としが多いことに気付くことができました。通常、マーケティンググループ内の複数のメンバーが担当を変えながらチェックしているのですが、それでも漏れがあることを肝に銘じることができました。こうしたチェックのフローは改善していく予定です。(久米氏)


■PSQ認証取得の効果やこれから期待する点

最終的には売上アップに繋がることに期待しています。
事業部長からは、積極的にロゴを露出・活用するよう指示があったので、ニュースリリースの発行、そして、メールマガジンによる既存ユーザー/見込みユーザーへの周知を図る予定です。そのうえで、品質について認められたことをお客様がどう評価してくれるのか、という点を楽しみにしています。他社製品と競合した場合など、最後の一押しにPSQ認証の品質を売り文句にできればいいと思います。(佐藤部長)